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世界のホンダになれた偶然の出会いとは?

人生は偶然の出来事に左右されることもあります。

もしかしたら、必然よりも偶然の方が多いのかもしれません。「セレンディビティ」「シンクロニシティ」という言葉も広く知られるようになりました。

そこで今日は、偶然の出来事と人生について、わかりやすく解説します。 ホンダの創業者「本田宗一郎さん」と名参謀と呼ばれた「藤沢武夫さん」の出会いは偶然でした。 もし、この偶然がなかったら世界のホンダはなかったかもしれないのです…。 第二次世界大戦後、まだまもない頃、藤沢さんが友人と東京の市ヶ谷にある公衆トイレで偶然再会したことから始まります。

その友人が、「浜松にちっぽけだけれど、いい会社がある。社長は本田宗一郎というんだが、その彼が天才的な技術者でね。どうだ、会ってみる気はないかい?」と、藤沢さんに声をかけました。

このひとことで、本田さんと藤沢さんは引き合わされて、浜松の小さな町工場を二人三脚で、F1で優勝するような世界的企業に育てました。 偶然なのか、必然なのか、神のみぞ知るといった感じでしょうか…。

このような奇跡的なことが起こるのが人生です。

ですが、街で偶然知り合いに会ったとしても、ほとんどの人は「久しぶりだね!」「奇遇だね!」程度で済ませると思います。 もしかしたら、その先には人生を変えるような出来事が待っているかもしれないのに!

もちろん、その逆もあるかもしれませんが…。 本田さんと藤沢さんの出逢いは、意図して出来るようなものではありません。まさに、運命の出会いです。

ここ10年程でよく聞くようになった言葉に、「セレンディピティ」があるいます。 セレンディピティとは、「素敵な偶然」「予想外な素敵なものを発見する」「予測していなかった偶然がもたらした幸運」という意味もあります。

たとえば、ずっと気になっていることがあったが、なかなかいいアイデアが浮かばないとします。 たまたま入ったカフェに置いてあった雑誌を開いたら、そこにずっと探していたアイデアが書いてあったとか…。

滅多にありませんが、まったくないわけではありません。 これも偶然といってしまえばそれまでですが、問題が解決する幸運がやってきたということです。

セレンディピティと似た言葉に「シンクロニシティ」がああります。 これは、心理学者のユングが提唱した概念で「意味のある偶然の一致」のことで、「共時性」とも言います。 たとえば、「虫の知らせ」とか、「今思っていたことがネットを見たら載っていた」とか、「ふと思い出した人から突然電話があった」とか、誰でも数回は経験したことがあると思います。

このように、人生には偶然としか思えないような出来事が起こりますが、ほとんどの人は偶然を起点として人生を展開することができないとっても過言ではありません。

私の知人で、ある業界では新潟県はもちろん、全国でも指折りの企業の役員をしている女性がいます。

出会いは20数年前になりますが、ある経営者の紹介でこの女性が役員をしている企業の経営者とご縁をいただきました。 その時に、秘書のように一緒にいた人がこの女性だったのです。 いつも、鮮やかなスーツを着ていたことと、新潟県で女性役員が珍しかった時代です。

なぜ役員になったのか気になったので、聞いたことがあります。 若い頃、この企業に勤めていたそうです。 その後、結婚して子どもができたので退職したとのことです。 ところが、子育てが一段落ついた頃、街でばったりこの企業の経営者と再会したそうです。その時、

「うちの会社でまた働かないか?」と声をかけられ、復帰したとのことです。 そして、女性役員としてこの経営者を長い間サポートしました。 ●株式会社リンケージM.Iコンサルティングのオフィシャルメルマガの登録はこちら。


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