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人生100年時代のエイジレスな女性たち


「人生100年時代」と言われて久しいですが、真実味が増してきました。 というのも、90歳以上で現役バリバリで働いている人がいるからです。そこで今日は、一生仕事をすることについてわかりやすく解説します。

あなたは、「玉置泰子(たまき・やすこ)」さんという女性をご存知でしょうか? 私は数ヶ月前、玉置さんのことをテレビで知りました。玉置さんは、1930(昭和5)年5月15日生まれの92歳です。商業高校を卒業後、25歳で三興鋲螺(現サンコーインダストリー)に入社して以来、66年間にわたり経理や庶務の業務を担っています。 55歳で定年退職後、1年契約の再雇用となり、現在もフルタイム勤務を続けおり、そろばんやタイプライターでの業務も、いまはパソコンを駆使しています。「私に定年はない。働けるかぎりは、いつまでも頑張る」と生涯現役を誓っています。



現会長より11歳年上で勤続年数も長いことから、同社の歴史を知る語り部として新人研修の担当もしています。2020年11月「世界最高齢の総務部員」としてギネス世界記録に認定されています。



そして今年の5月、「92歳 総務課長の教え」という著作が発行されました。 この本には、仕事のスムーズな進め方、コミュニケーション力の磨き方、成長するための小さな習慣、失敗を恐れない考え方、上司と部下の作法、さらに100歳まで元気に働くための健康法など、63の秘訣が紹介されています。



日本初の女性報道写真家「笹本恒子(ささもと・つねこ)」さんをご存知でしょうか? 笹本さんは、1914年9月1日生まれの107歳です。笹本さんは、1940年(昭和15年)に女性報道写真家第1号となりました。1941年9月に結婚して、終戦後は離婚。その後、写真家として復帰し、1946年には東京で婦人民主新聞の嘱託カメラマンとなりました。



1947年にはフリーとなり、フォトジャーナリストとして活動を継続。 1950年には日本写真家協会の創立会員となります。約20年間の沈黙を破り、1985年に71歳で国内を代表する著名な女性有名人を集めた写真展「昭和史を彩った人たち」で再び写真家として復帰しました。今も現役として活躍しています。



笹本さんは96歳まで年齢を明かさずに活動してきました。 その理由は、年を取っていることがわかると、この人に写真が撮れるのかと相手が信用しないと思ったからだそうです。年齢を言わなかったのは、ずっと現役でいるための自分への約束事だったということです。 笹本さんが初めて年齢を明かしたのは、取材で知り合った人の写真展を訪れたとき、笹本さんが何気なく話した「96歳」という年齢にみなが驚き、「96歳の写真展」を開催しようと話が持ち上がりました。そして平成22年(2010年)、「恒子の昭和」と題した写真展を開催し、「96歳の現役フォトジャーナリスト」という報道も後押しし、初日から大盛況となりました。



このように、世の中には90歳、100歳と超えても元気に働いている人がいるのです。



先日、クライアントの幹部会議に出席させていただきました。

そのとき「今日は会長もいるので…」ということであいさつをさせていただきました。私はてっきり80歳を過ぎた男性かと思っていました。ところが案内されて驚きました。女性だったのです…。



上品で大変お元気な様子でした。また、話もしっかりしていて、デスクにはExcelが立ち上がり、画面の右隅にはZOOMのウィンドウが…。自分のデスクからZOOOMで会議室でおこなわれている幹部会議に参加されていたのです。名刺交換と立ち話をさせていただき、最後に年齢を聞いてまたしても驚きました。なんと90歳の代表取締役会長です。



そこで思い出したのが、冒頭紹介した「玉置泰子」さんのことです。

今後は、生涯現役で一生働く人もどんどん増えるでしょうね。




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