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人生のおもしろさとは?


今日は、仏教的な思想を紹介しよう。

仏教関連の情報を収集していくと、日々、私たちが使っている言葉のなかには、本来の意味はまったく違うというものが多々ある。つまり、物事の捉え方や考え方が違うということだ。そこで今日は、仏教的視点をわかりやすく解説する。



「あきらめる」は「諦める」と書く。

「ギブアップする」とか「未練を断ち切る」「断念する」といった意味で使われているが、元々は真理や真実を、「明らかにする」「はっきりさせる」「つまびらかにする」という意味だ。「あきらめる」とは、欲やとらわれ、こだわりや思い込みなどを手放すことでもある。私たちが使っている意味と180度違うといっても過言ではない。



手放すとは、禅でいう「放下著(ほうげじゃく)」することを指す。

投げ捨てる、放り投げる、捨て切る、という意味だ。「しょうがない」 「まあいいか」「そういうこともある」という言葉も、意識を切り替え、今までの考えや思い込みを捨て(あきらめて)、別のステージに進む言葉でもある。



諦めるという言葉のイメージは、どちらかといえばネガティブだが、本来の意味はポジティブだ。そういった意味で私たちは、諦めが悪くなったのかもしれない。「諦める=挫折」と思う人も多い。特に若い人は。いろいろな職業を転々としたが芽が出なかった人のなかには、20個目の職業で大成功したなんてこともある。これは諦めが良かったからなのかもしれない。



次は、お釈迦さまの言葉を紹介する。

その言葉とは、「すべてがあなたにちょうどいい」というものだ。

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今のあなたに今の夫がちょうどいい。

今のあなたに今の妻がちょうどいい。

今のあなたに今の子供がちょうどいい。

今のあなたに今の友人がちょうどいい。

今のあなたに今の仕事がちょうどいい。

死ぬ日もあなたにちょうどいい。

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この理屈からいくと…、



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今のあなたに今の仕事がちょうどいい

今のあなたに今の会社がちょうどいい

今のあなたに今の従業員がちょうどいい

今のあなたに今の取引先がちょうどいい

今のあなたに今の顧客がちょうどいい

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という意味にも取れることになる。



このベースになっている考え方は、人生はすべて自分が書いたシナリオ通りだということらしい。ここからが重要なのだが、人生が自分が書いたシナリオ通りだということならば、「楽しい」「苦しい」「運がいい」「運が悪い」などで一喜一憂することにまったく意味がないことになる。その理由は、すべてがシナリオで決まっているからだ!これでは、人生おもしろくないと思った人も多いだろう。しかし、ご安心を。



私たちは、未来にこうなりたいと目標や夢を描くが、あなたが営業マンであれば、目の前の顧客と真剣に向き合うことの方が重要だ。これが意外とできていないのが現実。目の前のことをもっともっと大事に!目の前のことにもっともっと真剣に! この視点がすべてがシナリオで決まっていても、生きる意味を見いだせるところだ。 人生は「今」をどう生きるか?それが人生だ。




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