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会社を崩壊させるダメ上司5つの特徴とは?

ピーター・ファーディナンド・ドラッカーは、経営学者であり、現代経営学やマネジメントの生みの親といっても過言ではありません。 ドラッカーを一躍有名にしたのは、「もしドラ」です。 もしドラとは、「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーのマネジメントを読んだら」という、岩崎夏海さんの著書です。

そこで今日は、ドラッカーの考えるリーダー像や上司像をわかりやすく解説します。

ドラッカーは、リーダーに求められるのは「人格」であると言います。 「人のマネジメントにかかわる能力、たとえば議長役や面接の能力を学ぶことはできる。管理体制、昇進制度、報酬制度を通じて人材開発に有効な方策を講ずつこともできる。だがそれだけでは十分ではない。スキルの向上や仕事の理解では補うことのできない根本的な資質が必要がある。真摯さである」と。 これが、ドラッカーの考えるリーダーの一番大切なことです。 真摯さとは、真面目でひたむきなことです。 つまり、仕事の能力の高さよりも、まずリーダーが人間として信頼できる人間かどうかを重視しなければいけません。 ドラッカー曰く、真摯さは後天的に身に付けることはできないと述べています。 持って生まれたもの、それが真摯さということです。

そういえば、ある業界で新潟県内のトップ企業の経営者に、「どのような人をリーダーに選びますか?」と質問したことがあります。 その経営者は、間髪入れずにこう答えました。 「リーダーは、能力よりも人柄で選びます」と。

何の迷いもなく、そう言っていました。 スキルやテクニックの高い人をリーダーに選びがちですが、そうではなく、人柄や人間性で選ぶということです。

ドラッカーはさらに、「公平さ」も大変重要視していました。 「CEOは客観的かつ公正でなければならない。超越した存在でなければならず、好き嫌いどころか、仕事のやり方さえ気にしてはならない。唯一の規律は成果と人物である。交友とは両立しない。社内に友人を持ち、仕事以外の話をするのでは公正たりえない。」と、厳しい基準を設けています。

このように、真摯さと公平さはどちらも人間性に関わるものです。 スキルやテクニックのように習得するのが大変難しいと思われます…。

三番目は、「部下の弱みに目を向けることは、間違っているばかりか無責任である。上司たるものは、組織に対して、部下一人ひとりの強みを可能なかぎり活かす責任がある。」と述べています。 これはよく言われることでありますが、言うは易し行うは難しです。

つい、部下の弱みや失敗を指摘してしまうこともあります。 その結果、部下のモチベーションを下げてしまいます。

四番目は、公平さにも繋がりますが、何が正しいかより、誰が正しいかに注目するリーダーです。 「〇〇さんが言っているから正しいはずだ!」「〇〇さんが言っていることは怪しい…」など、発言の内容よりも、誰が言っているかに重きを置くと、正しい経営判断や意思決定ができなくなります。

最後は、自らに高い目標を課していないリーダーです。 リーダーは、高い目標を持ちチャレンジしていないのに、部下に高い目標を持たせるということはありがちです。 ですが、部下はリーダーの行動を見ています。 リーダーが行動していないのに、部下に強要するのは矛盾しています。 きっと、目標をもっていないリーダーも多いのだろうと推測できます。 リーダーの向上心は、部下の仕事の取り組みに大きく影響することだけは確かです。

リーダーは、自分で自分をマネジメトできなければ失格です。 自分のマネジメントができないのに、部下のマネジメントができるわけがありません。 ダメ上司は、この5つができていない人です。 ●株式会社リンケージM.Iコンサルティングのオフィシャルメルマガの登録はこちら。


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