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良寛和尚に学ぶ、利他的に生きる極意!

良寛和尚(りょうかん)をご存知でしょうか?

アニメにもなりましたので、知らない人はいないと思います。 良寛は、1758年に生まれ1931年に亡くなりましたので、73歳まで生きたことになります。

当時としては、長生きだったと思います。

職業は、曹洞宗の僧侶であり、歌人、漢詩人、書家としても活躍しました。 アニメでは、とんちの達人として大人たちをギャフンと言わせてきました。

生まれは、新潟県三島郡出雲崎町で、四男三女の長子として記録が残っています。 18歳の時に出家し、曹洞宗海嶽山光照寺(出雲崎町尼瀬)にて修行を開始します。 22歳の時、岡山県倉敷市にある円通寺の国仙和尚に師事をして、ここでの修行は12年にのぼりました。 そして、34歳の時、諸国を巡り始めました。 48歳の時、新潟県燕市の国上寺の五合庵で書を学びます。 さらに70歳の時、新潟県長岡市の木村元右衛門邸内に住みました。 性格は無欲で、生涯お寺を持たず、諸民に信頼され、教化に努めましたが、難しい説法は行わずに、自らの質素な生活を示す事や簡単な格言で一般庶民に解り易く仏法を説きました。 一般庶民に愛されたようです。

ですから、アニメ化もされたのでしょう。

私は、新潟県三条市生まれで、現在、新潟市在住ですから、子どもの頃から良寛のことは聞いていましたが、良寛ゆかりのお寺などには足を運んだことはありません…。 良寛は,全90ヶ条からなる「良寛戒語」を残しています。 これは、自戒の言葉を綴ったものです。

ほんの一部を紹介します。

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●ことばの多き(口数が多い)

●口のはやき(早口)

●さしで口(出しゃばって言う)

●手がら話(自分の手柄を自慢する)

●人のもの言いきらぬ中に物言う(人が話し終えて

 いないのに自分が口を挟む)

●ことばのたがう(発言が変わる)

●よく心得ぬ事を人に教うる(自分でもよく分かって

 いないことを人に教える)

●はなしの長き(話が長い)

●こうしゃくの長き(説明が長い)

●自まん話(自慢をする)

●いさかい話(言い争いをする)

●へらず口(憎まれ口をたたく)

●たやすく約束する(簡単に約束する)

●ことわりのすぎたる(理屈っぽい)

●そのことを果たさぬ中にこの事を言う(一つのこと

 を終えていないのに次のことを話す)

●人のはなしのじゃまする(人の話をさえぎる)

●しめやかなる座にて心なく物言う(物静かな場所で

 考えずに話をする)

●親せつらしく物言う(わざとらしく親切にものを言

 う)

●悪しきと知りながら言い通す(悪いことと知りなが

 らそれを言い通す)

●物知り顔に言う(物知り顔で言う)

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見に覚えのある戒めばかりです…。

子どもでもわかるように記してあるのが、良寛の最大の特徴だといっても過言ではありません。

人間は、自分のことを優先的に考えがちです。 つまり利己的になってしまいます。 そこをぐっとこらえて、利他的に行動しようという、大変シンプルなことばかりです。 そして、時代を超えて、人間が生きていくうえで普遍的な言葉ばかりです。 どんなにテクノロジーが進化しようと、人間という生物が生き続ける限り、良寛の精神は受け継がれるような気がします。



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