社長の大学★長谷川博之

2020年2月2日3 分

失敗するのは◯◯するからは本当なのか?

あなたは、これまでの人生で何回失敗をしているでしょうか? 
 
失敗の定義にもよりますが、ご自身でこれは失敗だと思うことで結構です。
 
ただし、ビジネスに限ります。
 

 
今から7~8年前のことになりますが、ある人の紹介で福祉関係の経営者からコンサルティング依頼がありました。
 
それまで弊社では取り組んだ事例が少ない業界だったのですが、お話をお伺いしてコンサルティングをやることにしました。
 

依頼内容は、集客や営業の話です。
 
これならば、お手伝いできると判断したからです。
 

打ち合わせを進めていき、コンサルティングのロードマップを立案しました。
 
そして、ツール制作のスケジュールとデザイナーも決めました。
 
その中で、弊社が担当する部分とデザイナーが担当する部分があったのですが、弊社が締め切り期日を勘違いしており、期日通りに納品できなかったのです。
 

これは、致命的なミスです。
 

クライアントからは、大変なお叱りを受けました。
 

そもそも付き合いが浅いので、一度人間関係が崩れてしまうとなかなか修復することはできません。
 
結局、その後、数回コンサルティング行ったのですが、契約を解除しました。
 
もちろん、それまで契約の解除など一度もなかったのですが、これがコンサルタント人生初の契約解除でした。
 

 
このほかにも、小さいミスや失敗を挙げればキリがないのですが、他人と比べて多いのか
 
少ないのかはまったくわかりません。
 

よく「失敗するのは、チャレンジしているからだ!」と言う人もいます。確かにその通りです。できるかできないかわからないことをやるから失敗するのです。
 
また、失敗しないことは簡単です。
 
何もチャレンジしなければ、絶対に失敗はありません。
 

このような格言やことわざは、失敗した時に私たちを勇気づけてくれます。
 
今までは、何の疑問もなく受け入れていたのですが、よくよく考えてみれば、これは間違いではないかと思うようになってきました。
 
なぜならば、失敗には「前向きな失敗」と「後ろ向きな失敗」があるからです。
 

前向きな失敗とは、前述したように果敢にチャレンジしたときの失敗です。
 
後ろ向きな失敗とは、「確認不足」「コミュニケーション不足」「思い込み」「調査不足」「感情による意思決定」などです。
 
つまり、怠慢なのです。
 

このように、失敗には2種類あります。
 
そして、その2類はまったく意味合いが異なります。
 
チャレンジとはまったく関係ない失敗もあるということです。
 

では、成功はどうでしょうか?
 
成功にも積極的なものと、後ろ向きなものがあるのでしょうか? 
 
積極的な成功とは、自分で目標を決めて、自分で行動計画を立て、自分で行動して、目標を達成することです。
 

後ろ向きな成功とは、他人が目標を決めて、他人が行動計画を立て、自分が行動して、目標を達成することです。

自分が関わっているのは、行動のみです。
 

結果は同じく目標を達成しても、目標達成に至るまでのプロセスがまったく異なります。
 

 
前向きな成功は、最初から最後まで自分が関わっていことから自主性が発揮されています。
 
ですが、後ろ向きな成功は、自分の関わりが少ないので、これを続けると「やらされている」という意識が強くなってきます。
 
結果、目標達成が困難になります。
 

 
自分で目標を設定したり、行動計画を立てるのが苦手だという人もいます。
 

現在の会社組織は、上司または会社が立てた目標を、従業員が行動計画を立てて、
 
行動するという仕組みになっています。
 
これでいいのでしょうか?


 

 

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