仕事ができる人ほど“即レスしない”? 成果を10倍にするレスの裏ワザ
- 社長の大学★長谷川博之

- 13 分前
- 読了時間: 4分

今日は、ビジネスの世界で“よく言われるけど、実は誤解されている”テーマを扱います。
「仕事ができる人はレスが速い」 ——あなたも聞いたこと、ありますよね?
でも…実はこれ、半分正解で半分間違いなんです。 今日は、“即レス神話”の裏側を暴きながら、本当に成果を出す人がやっている 「レスの本質」を解説します。
想像してください。 あなたがメールを送ったら、1分後に返信が来る。 「おお、この人仕事できる!」って思いませんか?
でもね、ある統計によると ——日本のビジネスパーソンの平均返信時間は約2.4時間。 一方、欧米では半日から1日が当たり前なんです。
つまり、日本人は「即レス民族」。
けれど問題は、その“速さの理由”にあるんです。
営業の大学・株式会社リンケージМ.Iコンサルティングの長谷川博之です。
9000回以上の営業コンサルティング、クライアントへの売上貢献額は100億円以上です。
また、日本初のAI営業コンサルタントとしても活躍しています。
経営者やトップ営業に聞くと、 「相手のために早く返してる」って人、実は少数派。
圧倒的に多いのは— —「自分の机にボールを置きたくないから」。
これ、まさに“タスクのボールを投げ返す”思考です。 つまり、レスの速さは思いやりではなく、タスク管理の哲学なんです。
この哲学を理解していないと、ただの“即レスマシン”になってしまう。
なぜ「即レスマシン」になると危険なのか?
人間の脳は、未処理のタスクがあるだけで集中力が下がります。
つまり、 「返信しなきゃ」「あの件どうしよう」と思うだけで、 生産性がどんどん削がれていくんです。
デキる人は、この“精神的ノイズ”を極端に嫌います。 だからこそ、最短で処理する。
ここで重要なのは、 「早く返信すること」じゃなくて ——「残さない仕組みを作ること」なんです。
でも、多くの人が勘違いしている。
“即レス=気が利く”“即レス=信頼される”
確かに一見そう見える。 でも、会議中に通知が鳴るたびにスマホを見て、集中が切れる人、いませんか?
あれこそ、「即レスの弊害」。
レスは早いけど、思考が浅くなる。 結果、判断がブレて、本当に重要な仕事が後回しになる。 これが「レスの速さが生産性を奪う構造」です。
しかも、即レス文化が組織に蔓延すると ——みんなが同じ速度を期待し始める。 「なんで返ってこないんだ?」とイライラする。
結果、“擬似的な緊急案件”が量産される。
これがチーム全体の燃費を悪化させる最大の原因。
つまり、即レスは武器にもなるし、刃にもなる。
ここで、ある実例を紹介します。
私のクライアント企業、A社。 営業部長のOさんは、たった2年で成約率を18%から31%に伸ばした人物です。
彼の鉄則はたった一つ。
「メールを開いたら、その場で処理するか、 処理予定をカレンダーに書いてから閉じる。」
そして、返信は“最小限”。 重要案件は、すぐ電話や面談に切り替える。
結果、部下のメール往復数は25%減少。 その分、商談準備に時間を使えるようになり、売上が跳ね上がりました。
さらに、A社全体が「ボール滞留ゼロ」をルール化したことで、 全社のプロジェクト遅延は8日→3日に短縮。 リピート率も12%アップ。
「対応が早い会社」というブランドが自然に生まれたんです。
では、この仕組みをあなたが取り入れるには? ポイントは3つです。
✅1.処理基準を明確化する
メールを開いたら、5秒以内に判断。「今やる」か「後でやる」か。 “中途半端な保留”をゼロに。
✅2.処理は“完了”まで持っていく
「確認しました」だけの返信はダメ。 相手が次のアクションに移れる形で返す。 つまり、“相手のタスクを終わらせてあげる返信”。
✅3.相手のスピードに引きずられない
本当に緊急でないものは、自分が最も集中できる時間帯で処理する。 スピードを「他人」ではなく「自分軸」でコントロールする。
「仕事ができる人はレスが速い」 ——この言葉の本質は、「早さ」ではなく「滞留ゼロ」。
デキる人は早いんじゃない。 “残さない”だけ。
この小さな習慣が、やがて大きな信頼と成果を生む。
今日の話、もし「ハッ」とした方は、 ぜひコメント欄で「滞留ゼロでいきます」と宣言してください。
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