「たった3日で営業が変わる」凡人営業を脱出する小さな習慣とは?
- 社長の大学★長谷川博之

- 5 日前
- 読了時間: 4分

営業って、努力しても報われないこと、ありませんか? 一生懸命やってるのに、結果が出ない…。 でも、それって“才能”のせいじゃないんです。
実は——日々の“わずかなズレ”なんです。
今日は、どんな営業でも明日から変わる“小さな改善”と“マインドの切り替え”を、 実例を交えてお伝えします。
営業が伸びない人の共通点。それは“惰性”です。 数字に追われ、目の前の行動を“こなす”だけになっている。
その結果、顧客との間に“見えない温度差”が生まれるんです。
たとえば、あなたがメールを出したのが金曜の午後。 返信が来たのは翌週火曜。 この3日間で、顧客の心の温度は…一気に下がります。
つまり、ズレているのは能力ではなく、タイミング。
営業は『いつ動くか』で結果が変わります。
営業の大学・株式会社リンケージМ.Iコンサルティングの長谷川博之です。
9000回以上の営業コンサルティング、クライアントへの売上貢献額は100億円以上です。
また、日本初のAI営業コンサルタントとしても活躍しています。
ここでキーワードは“3”です。 どんな業界でも成果を上げている営業は、例外なくこの“3”を徹底しています。
✅ 3コール以内に電話に出る ✅ 3時間以内に返信する ✅ 3日以内にアポを取る
この3つを守るだけで、反応率が劇的に変わるんです。
たとえば、あるメーカーの営業マン。 このルールを導入して半年後、成約率が15%アップしました。 理由は簡単。顧客がまだ“検討モード”のうちに動けるから。
スピードは信頼です。 『あ、この人はちゃんとしてるな』
顧客は、スピードで“誠実さ”を判断します。
もう一つ、成果を分けるポイントが“最初の声かけ”です。
よくあるセリフ、『責任者さまいらっしゃいますか?』 これは、もはやNGワード。 なぜなら、“誰にでも言ってる”と伝わるからです。
代わりにやるべきは——
✅ 事前に相手の名前を調べて“名指し”で連絡する ✅ わからないときも“部署名+役職名”を指定する
たったこれだけで、歩留まりが変わります。
私のクライアントでは、この工夫でアポ後の成約率が2倍になりました。 つまり、“調べてから動く”というひと手間が、売れる営業を作るんです。
提案書を作るとき、ただ数字や機能を並べる営業が多い。 でも、響かないんですよ。
本当に刺さる提案には“ストーリー”があります。
私は『事例は3つ用意しよう』といつも言っています。 なぜ3つか?
1つでは説得にならない。 2つでは偶然かもしれない。 3つ揃って、再現性があると感じさせられるからです。
たとえば、製造業への提案で——
1️⃣ 納期短縮の成功例 2️⃣ 原価低減の成功例 3️⃣ 新市場開拓の成功例
それぞれ別の顧客ストーリーで語ると、 『うちでもできそうだな』と一気に興味が湧きます。 数字より“物語”で売る。これが、説得力の正体です。
初回訪問でやってはいけないのが、“会社説明で30分”。 相手は“御社の沿革”に興味はありません。
顧客が知りたいのは、『自分たちの課題が解決できるか』だけ。
だから、会社説明は10分以内に。 残りの時間は徹底的に“ヒアリング”に使いましょう。
相手の課題を掘り下げる時間が、信頼を生むんです。
商談が進んでも、最後に決まらない営業には共通点があります。 それは——“誰が決めているのか”を知らないこと。
最終決裁者をいきなり呼ぶ必要はありません。 大事なのは、プロセスを把握すること。
『誰に相談しているのか?』 『味方にすべき人は誰か?』 『反対しそうな人はどんな理由で反対するのか?』
これを聞き出すだけで、提案の通り道が見えてきます。 営業は交渉ではなく、“地図を描く仕事”なんです。
最後に一番大事な話をします。 行動改善をしても長続きしない人がいます。 その理由は、『なぜやるのか』を忘れているから。
3時間以内の返信を“ルール”としてやっていると、忙しくなった瞬間に崩れます。 でも、こう考えたらどうでしょう?
“早く返す”のではなく、“お客様の判断を早く助ける”ために返信する。
“名指しで連絡する”のは礼儀ではなく、“相手を一人の人間として尊重する”こと。
ある営業マンは、 メール署名に『迅速対応はお客様の時間を守るために』と書き加えました。
その意識の積み重ねが、紹介案件を増やし、信頼を広げたんです。
つまり、数字ではなく “姿勢”が行動を支えるんです。
今日の話をまとめます。
営業を変えるのは、大きな戦略じゃない。 毎日の“3秒・3分・3日”の積み重ねです。
『顧客の時間と未来を最優先する』 —— この意識を持てば、必ず結果は変わります。
明日からはぜひ、“3のルール”を実践してみてください。 小さな改善が、やがて競合との“決定的な差”になります。
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