「飲みに行こう」が逆効果?若手顧客に嫌われるベテラン営業の特徴3選
- 社長の大学★長谷川博之

- 1 日前
- 読了時間: 6分

「今度飲み行こうよ!」
ベテラン営業のあなた、若いお客さんにこの言葉、言ってませんか? 実はこれ、令和の若手顧客には逆効果なんです。 「え、昔はこれで関係作れたのに…」って思いますよね。 分かります。 でもね、"人間関係"という言葉の意味自体が、時代で変わってるんですよ。 今日は、若い顧客との関係構築に悩むベテラン営業の方に向けて、 「なぜ昔のやり方が通用しないのか」、そして「じゃあ何をすればいいのか」を 具体的にお伝えします。 最後まで見ていただければ、 明日から若手顧客への接し方が180度変わります。
さて、最近こんな声をよく聞きます。
「長年付き合ってきたお客様とはうまくいくのに、
最近の若い顧客とは距離感がつかめない」
これ、実はあなただけじゃないんです。
多くのベテラン営業が同じ壁にぶつかってます。
経験と誠意を武器に、足繁く通って、時には飲みにも誘って、
そうやって"人間関係"を築いてきた。
でも、若い世代にはその努力が響かない。
なぜか? ここで、ある調査データを紹介させてください。
営業担当者に対する信頼の要素として、
1位は「専門知識に基づいた正しいアドバイスをしてくれる営業」で54.5%。
2位は「顧客志向で行動してくれる営業」で47.1%。
気づきましたか?
「よく顔を出してくれる」「飲みに誘ってくれる」は、ランキングに入ってないんです。 つまり、「会っている回数」は、もはや信頼を担保しない時代になったということ。 じゃあ、なんで専門知識がそんなに求められるようになったのか? ここ、めちゃくちゃ大事なところなんで、深掘りしますね。
理由はシンプルです。
情報が溢れすぎて、顧客自身が「正しい判断」をできなくなっているから。
ググれば無数の情報が出てくる。
ChatGPTに聞けばそれっぽい答えが返ってくる。
でも逆に、情報が多すぎて、どれが正解か分からない。
これを僕は「情報の迷子」状態と呼んでいます。
今の若い顧客は、まさにこの「情報の迷子」なんですよ。
だから営業に求められる役割が変わった。
昔は「情報を持ってくる人」だった。
だって、インターネットがない時代は、
営業さんが来ないと情報が手に入らなかったから。
でも今は?情報はいくらでも手に入る。
じゃあ何が求められるか?
「情報を整理して、翻訳してくれる人」なんです。
つまり、"仲良し営業"じゃなくて、
"信頼できる検索エンジン"。
「この人に聞けば、最短で正解にたどり着ける」 これが、令和の若手顧客にとっての"いい営業"なんです。 ちょっとショックかもしれませんが、これが現実です。
さて、ここまでは「なぜ昔のやり方が通用しないか」を話しました。 ここからが本題です。 「じゃあ、具体的に何をすればいいの?」 これを、今から3つの具体策としてお伝えします。 しかもこれ、明日から即実践できるものだけに絞りました。 メモの準備、いいですか?
具体策の1つ目。「情報の翻訳者」になる。
これ、どういうことか説明しますね。 専門用語をかみ砕いて説明する。これは当たり前。 大事なのは、「この情報が、なぜあなたに必要なのか」を一言で添えること。 たとえば、システム営業でよくある場面。 ❌ ダメな例「このシステムはAPIでシームレスに連携できます」 これ、若手顧客からすると「で、それが何?」なんですよ。 ⭕ 良い例「御社が今使ってるツールと自動で繋がるので、手入力の手間が8割減ります」 分かりますか? 専門知識を"自分の言葉"で話すんじゃなくて、"相手の言葉"に変換する。 これができる営業は、若手顧客から「この人、話が早い」と思われます。
特に効果的なのが「例え話」の引き出しを持っておくこと。 相手の業界や趣味に合わせた例え話ができると、理解速度が格段に上がります。 これ、訓練すれば誰でもできるようになります。
具体策の2つ目。「聞かれる前に答える」習慣を持つ。
若い顧客の特徴として、「自分が何を知らないのか分からない」というのがあります。 つまり、質問する力が不足しているんです。 これ、バカにしてるわけじゃないですよ。 経験が少ないから当然なんです。 だから、打ち合わせやチャットの端々から「もしかして、ここ気にしてる?」を察知して、先回りして答える。 たとえば、見積もりを送った後、若手顧客から「ありがとうございます」 だけ返ってきたとします。 ベテラン営業の多くは「じゃ、検討よろしくお願いします」で終わる。 でも、できる営業はこう送るんです。 「ちなみに、上司の方に説明する際に使える補足資料もありますので、必要でしたらお送りしますね」。 これ、何が起きてるか分かりますか? 若手顧客は「上司にどう説明しよう…」って悩んでるんですよ。 でも、それを言葉にできない。 そこを先回りしてあげる。 この積み重ねが「この営業さんは、なんか頼りやすいな」という信頼に変わるんです。
具体策の3つ目。「説明責任」より「納得支援」を意識する。
これ、ベテラン営業が一番ハマりやすい罠です。 経験があるから、つい「正解を教えてあげよう」としちゃう。 「これがベストです。なぜなら〜」って、理屈で詰める。 でもね、若い顧客は理屈を詰められるより、納得したいんです。 ❌ ダメな例「〜だから、この提案がベストです」 ⭕ 良い例「〜のような不安があるなら、こういう選択肢もありますよ。 どれがしっくりきます?」 分かりますか? "正解を与える"んじゃなくて、"決めやすくしてあげる"。 営業が担うべきは、"意思決定の壁取り"なんです。 若手顧客にとっての「信頼できる営業」って、 「この人は何でも正解を知ってる」じゃなくて、 「この人といると、なんか決断しやすい」なんですよ。 ここ、めちゃくちゃ大事なので覚えておいてください。
はい、というわけで今日は、若い顧客との関係構築に悩むベテラン営業に向けて、
3つの具体策をお伝えしました。
おさらいすると、
1つ目:情報の翻訳者になる
2つ目:聞かれる前に答える
3つ目:説明責任より納得支援
どれか一つでも、明日から試してみてください。
若手顧客の反応が変わるはずです。
最後に一つ。 若い顧客にとっての「信頼関係」って、
「この営業とはウマが合う」じゃなくて、
「この営業は仕事がしやすい」なんです。
だから、「人として好かれよう」とするより、
「仕事のパートナーとして頼られよう」と意識を変えてみてください。
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それでは、また次回の動画でお会いしましょう!
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