成約率4.2%→18.7%に変えた「チャレンジャー型営業」の全貌
- 社長の大学★長谷川博之

- 2025年12月31日
- 読了時間: 7分

「努力と根性で結果は必ずついてくる」
正直、僕も昔はこれを信じてました。 新聞の飛び込み営業で1年間、契約ゼロ。 毎日100件回って、全部断られて、夜は公園のベンチで「俺には才能がないのかな」って マジで落ち込んだ時期があったんです。
上司には「お前は気合が足りない」って言われ続けて、 もっと頑張らなきゃって自分を追い込んでました。 でも今振り返ると、あの頃の僕に足りなかったのは根性じゃなかった。
商談の主導権を握るという 発想そのものがなかったんです。
これに気づくまで、めちゃくちゃ遠回りしました。
先週、ある製造業のクライアントから電話がありました。
「長谷川さん、うちの営業マン、 なんでこんなに見積もり出しても 決まらないんですかね? 提案書も丁寧に作ってるし、 価格も頑張ってるんですけど…」
話を聞いてみると、典型的なパターンでした。 お客さんの要望を丁寧にヒアリングして、競合より少し安く出して、あとは返事を待つ。 一見、模範的な営業スタイルに見えるじゃないですか。
でもこれ、まるで穴の空いたバケツに水を注いでいるような状態なんですよね。 どれだけ頑張っても、成果が溜まっていかない。 汗かいて水を運んでも、全部流れ出ていく。
「御社の営業マン、お客さんに 好かれようとしすぎてませんか?」
そう聞いたら、電話の向こうで沈黙がありました。 図星だったんでしょうね。
営業の大学・株式会社リンケージМ.Iコンサルティングの長谷川博之です。
売れない営業チームを売れる営業チームに変える営業コンサルタントです。
9,000回以上の営業コンサルティング、クライアントへの売上貢献額は100億円以上。
また、日本初のAI営業コンサルタントとしても活躍しています。
こんな経験ありませんか?
電話は「ツーツー」で終わる。 やっと繋がった商談は価格の話ばかり。 渾身の提案書は既読スルー。 「検討します」って言われてから3週間、何の連絡もない。
僕のクライアントで、月に47件の見積もりを出して成約が2件だった会社がありました。 成約率4.2%。担当者は毎晩遅くまで提案書を作って、週末も資料作成に追われていた。
ぶっちゃけ、これって時間泥棒されてるようなもんです。 もっと言えば、人生泥棒されてる。
この会社には営業マンが3人いて、全員が同じパターンにハマってました。 お客さんの言うことを聞いて、要望通りに提案して、価格で勝負する。 真面目にやればやるほど疲弊していく。
「このままじゃマズい」って、社長も営業マンも薄々気づいてたんですよね。 でも、じゃあどうすればいいのかがわからなかった。
ここで「へー」って思う話をひとつ。
米国のCEB社(今はGartner)が 6,000人以上の営業マンを調査した結果があるんですが、 トップセールスの40%が「チャレンジャー型」 だったんです。
これ、僕も最初に知った時は驚きました。 だって、日本の営業研修って「お客様に寄り添いましょう」「傾聴が大事です」って教えるじゃないですか。一般的には「お客様に寄り添う営業」が正解だと思われてますよね。 でも僕は違うと思っています。
チャレンジャー型って何かというと、 お客さん自身が気づいていない課題を突きつける営業なんです。 相手の常識を揺さぶって、「え、そんな視点があったの?」って思わせる。
最初にこの概念を知った時、僕の中で何かがカチッとハマった感覚がありました。 「これだ」って。
普通の営業マンはこう言います。
「このツールを使えば、御社のコストを20%削減できますよ」
悪くない提案に聞こえますよね。 でも、お客さんからすると「ふーん、で、いくら?」ってなる。 結局、価格競争に巻き込まれる。
チャレンジャー型は違う。
「御社の〇〇工程に、 月120万円の隠れたコストが流れているって、 ご存知でしたか?」
この一言で、相手の表情が変わるんですよね。 「え、何それ?」って前のめりになる。 さっきまでスマホをいじってた社長が、急に真剣な顔になる。
僕はこれを「凍りつきの瞬間」って呼んでます。 相手の常識が揺らいで、思考が一瞬止まる。そこから本当の商談が始まるんです。
実際にこのアプローチを試した時、僕も最初は怖かったです。
「こんなこと言ったら嫌われるんじゃないか」 「生意気だって思われないかな」って。 特に相手が年上の経営者だと、余計に躊躇しますよね。
でもやってみたら、むしろ信頼が深まった。
ある建設会社の社長に「御社の見積もり作成に、月40時間のムダがありますよ」 って言った時のこと。正直、言った瞬間は「やっちまったかも」って焦りました。
でも社長の反応は予想と全然違いました。
「なんでもっと早く教えてくれなかったの? うちの社員は誰もそんなこと言ってくれなかったよ」
この言葉を聞いた時、僕の営業観は完全に変わりました。 お客さんは「耳の痛いことを言ってくれる人」を求めてたんです。 イエスマンじゃなくて。
チャレンジャー型を支える3つの「T」があります。
Teach(教える)
顧客が見えていないリスクや視点を提示する。 単なる情報提供じゃなくて、相手の世界観を揺さぶるくらいのインパクトが必要です。
Tailor(合わせる)
業界・役職・痛みに合わせてメッセージを研ぐ。 製造業の社長と、IT企業の部長では、刺さる言葉が全然違う。 ここを外すと、どんなに良いことを言っても響かない。
Take Control(主導する)
価格交渉に巻き込まれず、商談をリードする。 「御社の予算に合わせます」じゃなくて、「この価値にはこの投資が必要です」 と堂々と言える強さ。
この3つを意識するだけで、商談の空気がガラッと変わるんですよね。
さっき話した製造業のクライアント、この3つを3ヶ月間徹底してもらったら、
成約率が4.2%から18.7%まで上がりました。
見積もり件数は減ったのに、売上は1.4倍。 営業マンの残業も半分以下になった。
僕が9,000回以上のコンサルで見てきた「売れない営業マン」の共通点は、 「嫌われたくない」という気持ちが強すぎること。
その気持ち、めちゃくちゃわかります。僕も昔そうだったから。
新聞営業で1年間ゼロだった頃、僕は完全に「いい人営業」をしてました。 笑顔を絶やさず、相手の話をひたすら聞いて、「おっしゃる通りです」って頷いて。 嫌われないように、嫌われないように。
でも結果はゼロ。皮肉なもんですよね。
「おっしゃる通りです」「ご要望は全て叶えます」って言い続けても、 結局お客さんの本当の問題は解決しないんです。 なぜなら、彼らは表面的な要望しか口にしないから。 本当の痛みは、本人すら気づいてないことが多い。
だからこそ、営業の仕事は「共感」じゃなくて「建設的な挑発」なんだと思ってます。
試しに、次の商談でこんなことを言ってみてください。
「このままのやり方を続けると、 来期の粗利は3%減少すると思います。 理由は、この工程に潜む見えないボトルネックです」
「多くの会社はコスト削減を提案しますが、 僕は売上を最大化するためのコスト構造を 提案したいんです」
「現状維持って、一見安全に見えますよね。 でも実は、何もしないことが一番高くつく 選択肢かもしれません」
最初は勇気がいるかもしれない。声が震えるかもしれない。 僕も最初はそうでした。
でも、お客さんが「そんな視点があったとは…」って驚いた瞬間、 価格競争から完全に抜け出せます。
あなたはもう「物を売る営業マン」じゃなくて、 「未来を見せるビジネスパートナー」になってる。
停滞か、飛躍か。
この選択は、今あなたの手の中にあります。
必要なのは才能じゃないし、根性でもない。 僕みたいに1年間契約ゼロでも、変われる。
顧客の未来を変える「新しい視点」を持てるかどうか、それだけなんですよね。
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