なぜか仕事がデキる人の「伝え方の技術」。誤解ゼロ、トラブルゼロにする魔法の言葉。
- 社長の大学★長谷川博之
- 10月3日
- 読了時間: 6分

突然ですが、営業職のあなた。 こんな経験、ありませんか?
「いやー、ちゃんと伝えたと思ったんだけどなぁ…」 「え、そんなつもりで言ったんじゃないのに…」 「なんで、こうなっちゃったかなぁ…」
取引先との認識のズレで、納期がギリギリに…。 社内の指示ミスで、資料作成が全部やり直し…。 よかれと思って送ったメールが、なぜか相手を怒らせてしまった…。
ビジネスの現場で起こるトラブルの、そのほとんどが、 実はこの「伝えたつもり」という、恐ろしい勘違いから生まれています。
そして、衝撃的な事実をお伝えします。 世の中の営業マンの、実に95%以上が、このトラブルの火種になる 「誤解を生む表現」を、毎日、無意識に、使いまくっているんです。
今日は、あなたが普段、何気なく使っている”あの言葉”が、どれだけ危険なのか。 そして、どうすれば誤解やトラブルをゼロにできるのか。 明日から、いや、この動画を見終わった瞬間から使える、 超具体的な「伝え方の技術」について、徹底的に解説していきます。
最後まで見れば、あなたの仕事のミスは劇的に減り、周りからは 「あの人に任せておけば安心だ」と絶大な信頼を得られるようになります。 ぜひ、最後までお付き合いください。
営業の大学・株式会社リンケージM.Iコンサルティングの長谷川博之です。 営業コンサルティング9000回、クライアントへの売上貢献額100億円以上。 また、日本初のAI営業営業コンサルタントとしても活躍しています。
では早速、多くのビジネスマン、特に営業職の方が使いがちな、 ”誤解を招く危険な表現”をランキング形式で見ていきましょう。 ドキッとしても、まだ大丈夫ですからね(笑)
第5位:「小さめでお願いします」
資料のサイズやデザインをお願いする時、ついつい言っちゃいますよね。 でも、ちょっと待ってください。 あなたの思う「小さめ」って、具体的にどれくらいですか? 名刺サイズ?はがきサイズ?それともA6サイズ? 人によって、この基準は全く違います。これが、手戻りや作り直しの原因になる 典型的なパターンです。
第4位:「伊藤はしばらく休んでおります」
同僚の不在を伝える時の一言。 一見、丁寧なようですが、相手からすると「で、いつ戻ってくるの?」 「急ぎの要件なんだけど、誰に聞けばいいの?」と、不安と疑問しか残りません。 対応が後手後手に回り、会社の信用問題に発展しかねない、地味に危険な言葉です。
第3位:「30部コピーして、1部を鈴木さんによろしく」
これ、本当に多いミスです。 指示を受けた側は、「え、合計で30部ってこと?それとも、30部とは別に1部を鈴木さんに?」と、一瞬、頭がフリーズします。 そして大体、どっちかでミスが起こります。 渡し忘れ、部数不足…。小さな指示ミスが、大きなトラブルにつながるんです。
第2位:「ご確認くださいませ」
出ました。おそらく、全営業マンが1日に10回は使っているであろう、この言葉。 一体、何が問題なのか? 問題なのは、「で、何をしてほしいのかが、全くわからない」ことです。 ただ目を通してほしいだけ? 何か意見や返事がほしいの? それとも、何かアクションを起こしてほしいの? 相手に全ての判断を丸投げする、実はものすごく”不親切”な言葉なんです。
そして、栄えある(?)第1位は…
第1位:「今週中にお送りします」
これです。これが、あらゆるトラブルの根源と言っても過言ではありません。 あなたにとっての「今週中」は、金曜日の17時かもしれません。 でも、相手にとっては、木曜日の午前中かもしれませんよね? この認識のズレが、「まだ来ないのか!」「仕事が遅い!」という不満につながり、 あなたの信用を、音を立てて崩していくんです。
さあ、どうでしょう。 5つのうち、あなたはいくつ使っていましたか? 特に、メールやチャットのような、文字で記録が残る場面では、これらの曖昧な言葉は 「相手が自由に解釈できる」ため、誤解がとんでもなく広がりやすいんです。
じゃあ、なんで私たちは、こんなにも曖昧な言葉を使い続けてしまうんでしょうか。 理由は、大きく3つあります。
1.「丁寧な言葉を使っている」という勘違い
敬語とか、遠回しな表現を使えば、相手に配慮している気になってしまう。 でも実際は、その丁寧さが、逆に意味を曖昧にしていることに気づいていないんです。
2.「自分中心の発信」
「自分は、ちゃんと伝えたぞ」という事実に満足してしまって、 「相手が、どう受け取ったか」という、最も重要な視点が、 すっぽり抜け落ちているんです。
3.「想像力の欠如」
このメールを受け取った相手は、今どんな状況だろうか。 どんな前提知識を持っているだろうか。そこまで想像できていない。
特に営業は、「相手に合わせる」のが仕事のはずなのに、いつの間にか ”自分が使い慣れた楽な表現”を繰り返し、相手との間に、静かに、しかし確実に、 認識の溝を作ってしまっているんです。
お待たせしました。 では、どうすればこの問題を解決できるのか。 答えは、めちゃくちゃシンプルです。
「誰が読んでも、同じ意味にしか解釈できないように伝えること」
つまり、「具体性」をプラスする、ただそれだけです。
先ほどの残念な表現を、デキる営業の表現に変えてみましょう。
✅️「今週中にお送りします」は、
→「10日(金)の午前中までにお送りします」
✅️「ご確認くださいませ」は、 →「ご確認いただき、変更点があれば明日14時までにご連絡ください」
✅️「小さめでお願いします」は、 →「名刺サイズ(55mm×91mm)でお願いします」
✅️「伊藤はしばらく休んでおります」は、 →「伊藤は来週月曜、24日から出社予定です」
✅️「30部コピーして、1部を鈴木さんに」は、 →「30部プリントしてください。その中の1部を鈴木さんに、 残り29部を私にご提出ください」
どうですか? ほんの少し言葉を足すだけで、誤解の余地が全くなくなりますよね。
さらに、もう一つ強力なテクニックがあります。 それは、「バックトラッキング」、つまり「反復確認」です。 「念のため確認させてください。〇〇という認識でよろしかったでしょうか?」 と、 相手にボールを投げ返すんです。 これで、万が一ズレがあったとしても、事前に修正することができます。
重要なのは、「伝わったか?」ではありません。 「相手に、自分と全く同じ形で受け取ってもらえたか?」です。
営業という仕事は、言葉一つで信頼を築き、言葉一つでそれを失う仕事です。 だからこそ、言葉を磨き、相手の頭の中に”自分と全く同じ絵”を描いてもらう。 この工夫が、あなたをその他大勢から、頭一つ抜け出た存在に変えてくれるんです。
はい、ということで本日は、あなたの評価をダダ下げする”残念な口癖”と、 その改善策についてお話ししてきました。
曖昧な表現をやめて、「具体性」をプラスする。 そして、「反復確認」でズレをなくす。 たったこれだけです。 たったこれだけで、あなたの仕事から無駄なトラブルは消え去り、 周りからの信頼は爆上がりします。
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