ビジネスはタイミングが重要だ!
- 社長の大学★長谷川博之

- 2024年6月2日
- 読了時間: 4分

何事もタイミングは重要だ。
タイミングが悪かったために、成功できたことが失敗に終わることもある。たとえば、流行に左右されるビジネスや商品はタイミングが命と言っても間違いではない。そこで今日は、タイミングについてわかりやすく解説する。
2022年11月30日に『ChatGPT』がリリースされて、弊社ではその直後から使い始めたが、直感でこれは世の中を変えると思った。それがChatGPTの第一印象だった。そして、年が明けてメディアがこぞってChatGPTを報道し始めた。連日のようにテレビでも取り上げられたが、日本人には馴染まないのか、報道だけが先走って利用者が増えないという現象が起こった。
一方、アメリカでは着実に利用者が増えて、あらゆる分野で人間による仕事が減り、仕事の単価も下落傾向にあるという。お国変われば、ChatGPTの捉え方もこれだけ違うということなのだ。そうこうしているうちに、日本はAI後進国になってしまった。それは、開発に於いても、利用に於いてもだ。このままこのようなことが続けば、ガラパゴスの国になってしまうのは明らかだ。困ったものだ…。
弊社は、ChatGPTの大きな可能性を感じ、すぐに利用を開始して研究を重ねた。
さらには、七里信一氏が主宰するChatGPTスクールに入学して、プロンプトを学んだ。その結果、営業の分野であるが、研修やセミナーなどを行っている。新しい売上の柱になるように育てているところだ。
なぜ、弊社がこのようになったのかと言えば、完全に先行者利益だ。
早くはじめて、早く告知したからだ。それ以外に考えられない。これが、ビジネスに於けるタイミングというものだ。こればかりは、いくつかの条件が揃わなければ実現しない。まずは、人よりも早くはじめること。そして、そのことを情報発信すること。さらに、商品化できること。この3つが揃って初めて時流に乗ることができる。
先日、改めてタイミングが重要だという事例を見つけたので紹介しよう。
その前に、2023年もタイミングが重要だという事件(?)が起こった。それは、メタが運営する「Threads(スレッズ)」が、アメリカ時間の2023年7月5日にスタートした。しばらくは、Threadsの話題でSNSやネットニュースでは持ち切りだった。そして、Threadsを利用する人があっという間に1億人を突破した。
話題性として絶頂のとき、Twitterを買収したイーロン・マスクはアメリカ時間の7月23日、ツイッターのロゴマークを馴染み深い青い鳥から「X」に変更した。絶妙なタイミングだった。これによりThreadsの話題は下火になり、ネット上はX一色となった。発表のタイミングをいつにするのかも広報戦略の一環として重要だということを思い知らされた事例だ。
そして、つい最近も同じようなことが起こった。
アメリカ時間の2024年2月15日、Googleは同社のAIモデルの新バージョン「Gemini 1.5」を発表した。 同社は、2023年12月に新しいAIモデル「Gemini」を発表し、AIチャットサービス「Bard」の名称も「Gemini」に改称した。このニュースは世界を駆け巡った。
ところが、直後にChatGPTを開発したOpenAIは、テキストプロンプト(文章による指示)に基づき1分程度の動画を生成するソフトウエア「Sora(ソラ)」の開発に取り組んでいると発表した。そして、衝撃的なサンプル動画をいくつか公開した。これは、AIをかじったことのある人であれば驚いただろう。当然、私はカルチャーショックを受けた。
「Gemini 1.5」リリースのタイミングを見計らって発表したような感じだ。このようなことが簡単にできる時代がこんなに早く到来するとは思っていなかった。これにより、動画関係クリエーターの仕事は激減することが予想される。問題はOpenAIがいつ頃、正式リリースするのかだ。2025年には仕事のやり方が根本的に変わるだろう。
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