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営業AIの失敗例が急増中!導入しても“使われない会社”の共通点

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営業DXの波が本格化しています。 営業部門におけるAI活用は、一気に加速しました。



ある調査によれば ――すでに営業チームの30%がAIを試験的   または本格的に導入しています。   そして、そのうちの37%が売上が増加した。



ここだけ聞けば、こう思いませんか?

『AIさえ入れれば勝てる』と。



でも…現実は、そんなに甘くありません。 導入したすべての会社が恩恵を受けているわけではないんです。

実際にはこんな声が増えています。



『全社導入したのに、現場が全然使ってない』

『逆に営業の質がバラバラになって混乱している』



今日はこの“見えない失敗”を避けるために

――営業組織がAI導入で絶対に見落としてはいけない5つのポイントを、

  実践視点で解説します。」



もちろん成功事例も数えきれないほどあります。

例えば――

①ChatGPTで営業メールを自動生成 →作成時間が5分の1に短縮。 ②提案資料を即構築 →資料作成が1/3に圧縮。 ③顧客分析や競合リサーチをAIに任せ、営業は戦略立案に集中。



これらは本当に素晴らしい成果です。

でも一方で、こんな声があるんです。


『ChatGPTを導入したけど、誰も使ってない』 なぜこんなことが起きるのか?



営業の大学・株式会社リンケージM.Iコンサルティングの長谷川博之です。 9000回以上の営業コンサルティング、クライアントへの売上貢献額は100億円以上です。 また、日本初のAI営業コンサルタントとしても活躍しています。


原因は、3つの大きな誤解です。



誤解①『AIは万能だ』 実際は、プロンプトの書き方次第で精度が大きく変わる。 “使いこなし力”なしには成果は出ません。

誤解②『導入すれば勝手に業務が変わる』 ツールを入れただけでは、現場のフローに統合されない。 結局、属人的な使い方に終わり、逆に非効率に。

誤解③『AIは営業マンを置き換える』 実際は真逆です。AIは代替ではなく、戦略的思考やストーリーテリング力を 補完する“拡張装置”なんです。


この3つの誤解を放置して導入すると ――AIは『改革』ではなく『混乱』を生み、現場の信頼を損なう危険すらあります。



営業現場でAIが使われない一番の理由。 それは――『成果につながる使い方が見えていない』からです。



例えば、営業マネージャーが言うんです。 『ChatGPTで日報を作ろう』と。

でも現場の営業はこう返す。 『いや、そもそもメモ整理する時間がない』 『うちの社内用語には対応していない』



これはまさに、現場を無視した“トップダウン導入”の典型例です。



さらに――AIの活用範囲が曖昧なまま進めるケースも多い。 『どこまで使うのか』『何に使うのか』が不明確だと、結局誰も使わなくなる。

だからこそ大事なのは、用途の明確化と段階的導入 ここを外すと、AI導入はただの失敗プロジェクトになります。



では、どうすればAI導入を“使われる改革”にできるのか? ここからは、私が提言する5つの鉄則です。



鉄則①「誰が、何のために使うか」を明確にせよ AIを入れる前にペルソナを設計しましょう。 例えば『新卒1年目が、初回商談用のトークスクリプトを短時間で準備できるようにする』。このレベルで明確に。
鉄則② まずは“狭く深く”使う領域を決める 営業全体を変えようとせず、まず1つのユースケースに絞る。 『提案資料のアウトラインをAIで毎回生成する』『週次営業会議のネタをAIで抽出する』こうした小さな成功体験を作ることが重要です。

鉄則③ 運用とプロンプト設計を標準化せよ 優れたプロンプトは“資産”です。属人化させず、社内で共有フォーマット化しましょう。『営業メール作成プロンプト集』をチームで展開する、といった形です。

鉄則④ 評価指標をKPIに組み込め AI活用は“実感”ではなく“数字”で評価する。 『資料作成時間の短縮率』『営業準備時間の削減』『AI文面から商談化につながった率』こうした指標をKPIに入れることで、導入の価値が可視化されます。
鉄則⑤「人間にしかできない役割」を再設計せよ AI導入のゴールは、人間が“本来やるべき仕事”に集中すること。提案ストーリー作り、顧客との共感形成、リスクの読み取り――ここを再定義するフェーズに入っているんです。



営業DXの本質は、AIを入れることじゃありません。 “人間とAIの役割分担を再設計すること”です。

もしあなたの会社で、AIが形だけの導入になっているなら ――今日お話しした5つの鉄則を思い出してください。



導入がゴールではありません。 使われて初めて、改革になるんです。

あなたは、自社の営業AIを“形だけ”で終わらせますか? それとも――“成果につながる武器”に変えますか?



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