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就職活動と採用活動の新しい流れとは


人材不足が深刻化している。 コロナ禍で大胆な人員削減を行った「観光業」「飲食業」は、第5類に移行してから徐々に回復しているが、人材不足には変わりない。肌感覚では、余剰の人材がいそうな感じはするが、応募がなければどうしようもない…。そこで今日は、最新の採用活動についてわかりやすく解説する。



大手企業、中小企業を問わずに、今一番お金がかかるのが「採用活動」だろう。

しかも、お金をかけても応募がないというのだからどうしようもない。あってもごく少数なので、応募者のなかから自社に合った人材を採用するに至っていない。一人しか応募がなければ、比べる人材がいないのだから、採用するかしないかの二者択一だ。厳しい現実だ。



それでも唯一明るい話題は、「ChatGPT」をはじめとしたAIの進化だ。

日進月歩とはまさにAIのためにあるような言葉だ。私は毎日、AIの最新情報をチェックしているが、人類史上これほどまでにスピードのあった開発はないだろう…。1ヶ月も情報収集を怠ると浦島太郎状態になりかねない。それほどまでに、AIの進歩は凄まじいものがある。



どんどんAIが普及すれば人材不足を補うことができる。そうなると、少ない人材で今まで以上の仕事量をこなし、さらには仕事の質を高めることも可能だ。AIとロボットしか、この人材不足を乗り切ることはできないと私は思っている。



最近、採用に関する新しい視点のサービスを知った。

新卒の就職活動でも社会人の中途採用でも、必ず必要なのが履歴書だ。私は正式な就職活動をしたことがないので、履歴書を書いたのは人生で1~2回しかない。この日本に於いては珍しい人間だろう。



さて、スマートフォンなどを使って無料で履歴書を作成できるサービスを手掛ける株式会社ヤギッシュは、登録された履歴書を求人会社経由で企業とマッチングさせる事業をはじめたという。なかなかおもしろい視点でのサービスだ。



このサービスは、無料でスマートフォンやパソコンから履歴書を作成し、企業とマッチングさせる。ユーザーは履歴書を登録するだけで企業からの打診が来るというから、従来の求職活動とは真逆のスタイルだ。特に若い世代からの利用が多いという。



履歴書はコンビニで印刷したり、メール送信も可能で、ヤギッシュはその収益を得ている。また、推薦文を履歴書に追加する「リコメンドサービス」もあり、これはヤギッシュが無料で代行する。求職者にとっては至れり尽くせりのサービスだ。



具体的には、会員登録すると作成した履歴書をクラウドに無料で保管できる。

そして、その履歴書データを使い、企業とのマッチングを行う。サービス名は、「ヤギオファー」で、月1万円の会費で人材の紹介を受けることができる。ユーザー企業は、人手不足の中堅・中小企業からの利用が多いという。



ヤギッシュのサービスは新卒の就職活動や中途採用だけでなく、副業探しや障害者雇用、シルバー人材の発掘・雇用など多岐にわたって利用できるのが大きな特徴だ。また、いくつかの大学と提携も進めているので、今後益々、就活中の学生にも採用活動をしている企業にも注目されることは間違いない。



現在、ヤギッシュは広告宣伝費ゼロで新規顧客を獲得し、業績は好調で2023年12月期の売上高は2億円、営業利益は2000万円と創業2年目で黒字転換する見込み。2024年12月期は売上高5億円、営業利益2億円と増収増益の見通しになっている。2025年には、韓国、台湾、シンガポールなど海外でのサービスも視野に入れている。



これだけ人材不足だと、新しいサービスが登場する。

求人媒体に広告を掲載して企業から見つけてもらう時代から、企業から人材を探しに行く時代に突入したということだ。




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