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想像以上!超高齢社会の実態とは?

日本は高齢化社会ではなく「超高齢社会」です。

高齢化社会とは人口に占める65歳以上の高齢者の割合が7%を超えた状態です。 高齢社会とは14%を超えた状態、超高齢社会は21%を超えた状態です。 日本は2007年に高齢化率が21%を超え、超高齢社会に突入しました。


高齢化率の世界のトップ3は、 日本が27.05%、イタリアが23.02%、ポルトガルが21.5%となっています。 ダントツで日本がトップです。



そこで今日は、地方における超高齢社会の実態についてわかりやすく解説します。



先日、クライアント先の営業パーソンに同行させていただきました。 約5時間にわたり25件程の既存顧客を訪問しました。

このクライアントはリフォーム会社で、顧客は一般消費者です。

既存顧客へのアポなし訪問だったので、不在率も高いと思っていましたが、

在宅率は40%程度だったと思います。

つまり10件です。



クライアントからは高齢の既存顧客が圧倒的に多いという話は聞いていました。

特徴としては、おばあちゃんです。

1件目は77歳の一人暮らしのおばあちゃんでした。

息子さんと娘さんは独立して、別居しているそうです。

まだまだ、元気いっぱいで話好きの人でした。

玄関先で話をしていると、キッチンの水栓の調子が悪いので見ていってほしい

ということで、おじゃましました。


2件目は82歳のおばあちゃんでした。

この人も大変な話好きで笑い声が絶えません。

とても82歳には見えませんでした。

見た目は、健康そのものなのです。

こちらも、息子さんとは別居しているとのことでした…。



何件か不在が続き、随分と手入れの行き届いた家を訪問しました。

玄関を開けると掃除もバッチリしてありました。

品のいいおばあちゃんが出迎えてくれました。

喋りもしっかりしています。

年齢を聞いて驚きました。なんと90歳です。

しかも、一人暮らしです。



在宅の場合は、すべておばあちゃんが対応してくれました。

中には旦那様が健在というおばあちゃんもいらっしゃいましたが、

おばあちゃんの一人暮しが圧倒的に多かったのが印象的でした。



また、子どもとは別居しているおばあちゃんが7割を超えていたと思います。

これは、新潟県長岡市のことです。

長岡市が特別ではなく、地方はこれと似たようなものだと思います。



特徴としては、日頃は話し相手がいないのか、

ここぞとばかりにいろいろな話をしてくれます。

たとえば、87歳のおばあちゃんは、息子さんの話をしてくれました。

一度は結婚したが、性格が合わずに離婚して今は独り身だと教えてくれました。

そんなことで同居していると…。



あるおばあちゃんは、通院の話をしてくれました。

水曜日は内科に行って、金曜日は歯医者に行くので忙しいと…。



また、あるお宅ではおばあちゃんと話をしていたら、おじいちゃんが帰ってきて、

会話に入りました。

何でもエリッククラプトンが好きだということで、

来日すると東京まで見に行くんだそうです。

元気なおじいちゃんです。



わずか一日で、これだけ多くの高齢者とお会いして話をしたのは、生まれて初めてでした。と同時に、5年後、10年後はどうなっているのだとうと想像してみました。

今日お会いした高齢者のみなさんは、施設に入っているか、入院しているか、

お亡くなりになっていると思います。



そうした時、一人暮らしの高齢者が住んでいた住宅は空き家になってしまいます。

日本では、13.5%の住宅が空き家だと言われています。

今後徐々に空き家が増えることは確実です。

とても歪な社会になるのではないかと危惧しています。

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